その日か翌日に日記を書くと余計なことを書きすぎるのでしばらくたってから書いた方がいろいろ忘れていてちょうどいいかもしれないと思い始めている今日この頃。
残り物で朝食。
洗濯をしたと思う。
昼食は朝食の残り。
本を読み終えた。
「生きている兵隊」(石川達三)
昭和13年伏せ字だらけで発表されたが,直ちに発売禁止となったという曰く付きの小説。
「虐殺があったといわれる南京攻略戦を描いたルポルタージュ文学の傑作。」と表4にあるが,作者が現地入りしたのは少し後なので大虐殺を直接目撃したとかいうことはなく,ちょっと誤解を招く表現。しかも,中国に滞在したのは12日ほどらしいので,そこで精力的に取材したに違いないとはいえルポルタージュと書いてしまうのも語弊があると思う。
(前記)にあるように「この稿は実戦の忠実な記録ではなく,作者はかなり自由な創作を試みたものである」というのが正しいだろう。
だから小説として読むべきものなのかもしれないが,それにもかかわらず(それ故にか)行軍する兵士の日常と戦闘の様子が淡々と描かれていて,戦争というものが持つ非人間性や残酷さや狂気がよく伝わってくる。
なにせ,僧侶(従軍僧)すら今日は何人殺したなどとこともなげに言ってしまえる世界である。
私も同じ場面に置かれたら,あっさりと人を切ったり刺したり撃ったりしてしまうのかもしれないな。
伏せ字の部分は恣意的な感じがするが,まあ当局としては読ませたくないと判断しそうだということだろう。
夕方から買い物。
いつものスーパー。
そうめん,練り辛子,粗挽きマスタード,キュウリ,ナス,鶏モモから揚げ用,キッチンタオル。
合計1,242円。
米のパン屋で米のシフォンケーキ2個。
合計454円。
八百屋で,ほうれん草と長ねぎ。
合計302円。
ドラッグストアでトイレットペーパー。
381円。
夕食の献立。
女房と2人。
そうめん。ネギ,…。
冷やしナス。おろし生姜,…。
鶏肉とキュウリの甘酢炒め。生姜,…。
ビール1000mL。
梅酒ソーダ割り。
72hoursで巨大老人ホームの人々を見る。
私も金を貯めて,こんなところに入りたい。
今日も余計なことを書いてしまった。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−