2019年8月26日(月) 曇り

 9時半起床。

 女房の朝食。

 ATMで現金を下ろす。

 100円ショップで,香典袋。

 108円。

 昼食は,モモと女房が買ってきた高そうなプリン。

 15時過ぎ,喪服に着替えて家を出る。

 途中,Google Street View の撮影をしているらしい車に追い抜かれたので手を振っておいた。

 いとこの通夜へ。

 高校の教員を定年退職して10年近く,非常勤を辞めてからも数年たっているということで,最後にいた学校には連絡したものの,いったい何人の弔問客が訪れてくれるのだろうなどと家族は不安に思っていたらしい。

 こう言ってはなんだが,やたら物静かで口数も少なく非社交的な印象,もともと論文など書いていた人だからその世界なら通用するかもしれないが,血気盛んな若者を相手にちゃんと授業できていたのかなどと失礼な想像をしていた私である。

 家族の話でも,そもそも仕事のことなどほとんど話さないので交遊関係もまったくわからないということだった。

 しかし,いざ読経が始まれば来るは来るは…。

 会場に入れず廊下で待つ人もいて,会葬御礼の数が足りなくなるのではと家族が心配する事態になってしまった。  

 同僚の先生らしき人の話を漏れ聞けば,授業の声が朗々として隣の教室まで聞こえるくらいで,人付き合いもよく,いろいろな相談事にも応じてくれた信頼の置ける人物だったとのこと。

 通夜の席だからというのもあるのかもしれないが,どうもそんなレベルの話ではないという印象を受けた。

 教え子なのか若い女性のグループも目立って,通夜振る舞いの席がなんだか華やかだったのは,彼の人徳かもしれない。

 先生のおかげで立ち直ることができました,などと涙を流しながら「告白」してくれた元女生徒まで現れて,親族一同唖然呆然。

 いや,しかし,もうしわけない。

 人は見かけによらぬものというが,いったん仕事モードに入れば私の月並みな想像を吹き飛ばすような人物だったのは間違いなさそうである。

 22時近くに,帰宅。

 女房とビールを半分ずつ,昨日の枝豆の残り。

 風呂に入って2時就寝。

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