9時起床。
久しぶりに3人で朝食。
息子は引越作業で,出かける。
昼過ぎに業者が来て,運び出すらしい。
途中,段ボール箱の写真が送られてきたが,とてもひとり暮らしとは思えない数だな。
私が,大阪から京都へ引っ越した半世紀近く前は支社のカローラバン1台ですんでしまった。
布団と着るものぐらいしかなかったから。
うーむ,自炊はしていなかったが電気ポットと湯飲みぐらいはあったのかなあ。
長く支社にいるつもりはなかったので,学生時代よりもモノのない生活だった。
テレビもラジオもなかった気がする。
ガスは引かず,水道と電気だけだったし。
冷蔵庫もなく,洗濯機もなかったな。
冬の京都での洗濯はなかなかの苦行であった。
洗濯物がパリパリに凍ってしまう。
それでも日が当たれば乾くので,何日か干しておいたパンツをとりこんでそのまま穿くとさらにいろいろ凍えてしまうのであった。
トイレはポットン便所で,立ち上がるとなぜか素通しのガラス窓で,向かいに住んでいた大家さん家族と目があったりした。
京都見物と称して1回だけ訪ねてきたお袋さんが,見かねてカーテンをつけてくれたよ。
ポットン便所といえば,なぜかくみ取り料金を下の家に払いに行ったなあ。
崖っぷちに建っていたぼろ屋で,端っこ部分が下の家(部屋)に乗っているような構造だった。
そこには,乳飲み子を抱えた若夫婦が住んでいて,奥様がそれはそれはきれいな人で月に1回そこへ行くのが楽しみだった。
薄幸そうな美人といっては失礼かもしれないが,今までにも会ったことのない部類のすてきな女性だったな。
部屋の奥にはいつも若い男性が机に向かって,京大の研究者に違いないと私は勝手に想像していた。
しかしまあ,今やトイレはウオッシュレットだし,レンジも換気扇もエアコンも浄水器もネットもセキュリティシステムも自動のお風呂もみんなあらかじめそろっているわけだ。
よい時代になったものである。
今日の晩ご飯は私が作るという女房にEDYを渡す。
しかし,残金がないことがわかったので一緒に家を出て,ATMでおろして入金。
私は,坂の途中のスーパーへ。
チョコレート袋,油揚げ,豆腐ツイン,納豆,金麦糖質75%オフ 500mL×6。
合計1,387円
女房の買い物は,3,818円。
ワインとか買っていたぞ。
息子が帰宅。
夕食担当は女房。
また,とぐろ焼きが出てきた。
煮豚にしようと思っていたが,かたまり肉が売り切れだったとのこと。
その他いろいろ。
ビール750mL。
愛猫の食欲が,少し戻ってきたようだ。
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