入院のため,主夫業はお休み。
では,あんまりなので,かんたんに入院までの経過を。
8時半起床。
女房の朝食。
先月の14日以来の体温,血圧,体調メモのデータをA4 1枚に印刷。
9時40分,それとお薬手帳,総合病院の診察券,かかりつけ医の診察券,保険証,財布を持って,マスクをしっかりとして,歩いて近くのかかりつけ医に。
20年間この病院にかかっている。
5分ほどの距離だがやけに遠い。
足がおぼつかない感じ。
途中ちょっと立ち止まる。
ようやくの思いでたどり着く。
先客は数人。
外で待つ。
呼ばれて開口一番。
「痩せたねえ!」
痩せたんか!?
自覚がない。
持ってきたデータを見せ,症状の出た先月14日以来体温が一度も37.5度を超えていない,咳はたいして出ないが腹が長時間ヒクヒクする,スーパーや散歩には複数回行った,家族以外に濃厚接触はないし家族でも距離をとって暮らしている,家族には症状がないなどを説明。
聴診器を当てられ,指先で酸素飽和度を測定される。
88%!
「これはいかんなあ,入院だな,チョット待ってね。」
肺炎の症状らしい。
ちなみに,酸素飽和度は96~99%が標準で,90%以下の場合は呼吸不全である。
別室で,看護師から酸素吸入。
93%とかに増えてくるが,特に楽になったという感じはない。
小児科医の奥様も登場。
もしコロナだったら病院としてもまずいですねえと言ったら,窓開けてるしって。
なんか,ご夫婦ともにあまり疑っていない感じだなあ。
先生があちこちに電話している声が聞こえる。
前にかかったあの病院はどこだっけと聞かれたので,診察券を持ってきた総合病院の名を伝える。
答えは,保健所を通してくれ,だそうだ。
時期が時期だからまあそういうことになるのだろうな。
しかし,熱が出ていないから保健所でも相手にされないはず。
行くところがない。
奥様が,あそこなら受けてくれるのではと声をかけてくる。
聞けば我が家から歩いて20分ぐらいの場所にある総合病院である。
地域連携を押し出していて,地元民は積極的に受け入れてくれるらしい。
前にも書いたが,この先生,某大学病院の元副院長であり,今も籍がある。
だから,そこに連れて行かれるのかと思ったが,そういうわけではなかった。
心臓関係や救命救急が専門らしいので,まあここで倒れてもなんとかしてくれそうな心強さはある。
女房が到着。
LINEで連絡した入院セットを抱えてきた。
先生はタクシーを呼んでくれているが,病院から病院へということで軒並み断られているらしい。
「うちの大学なら救急車で行っちゃうんだけどなあ」とか言っている。
時期が時期だからなあ。
って,こればっかりだよ。
普通に考えれば,日本では毎年インフルエンザで推定1万人,肺炎で10万人近くは亡くなっているようなので,コロナ患者に当たるよりこっちに当たるほうが100倍以上は多いはずなのだが, 眼前の脅威ということで意識がコロナばかりに行くことになるのも人間心理として仕方のないことなのだろう。
で,この続きは退院後にまとめる予定。
現在の酸素飽和度92%。
いったい,いつになったら退院できるのか。
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