いつもどおりの火曜日だったと思う。
そういえば,先日白沙村荘のことをちょっと書いたが,白沙村荘と言えば橋本関雪で彼は千萬子のおじいさんだったのだ。
本を読んでいてどうも聞いたような名前だと思っていたら,そういうことだった。
当時その辺りの知識があれば,もっといろいろ楽しめただろうにと思う。
ま,私のレベルでは所詮無理な話だろうが。
同じ作家繋がりというわけではないが,「緑の毒」(桐野夏生)を読み終える。
前回とはうって変わってこれはミステリー。
展開がどんどん変わってスピーディー,あっという間に読み終えたが,最後は意外と淡泊な印象。
犯人の職業を被害者があっさりと言い当てるところなど,ちょっと違和感を感じたな。
しかし,ドロドロとした欲望や人間関係の描写はこの作家らしくてよい。
最終章はとってつけたような感じだったが,やはり単行本化の後に付け加えたものらしい。
あの彼女はどうなったのかと,気にする人が多かったのかもしれない。
夕方から買い物へ。
体調が今ひとつだったので,ゴミ捨てと新聞を取るだけで戻ってくるつもりだったが,いけるなら行こうとリュックだけは背負って出た。
曇って風があったせいか,殺人的な暑さというわけではなく意外と歩けそう。
思い切って,駅そばのスーパーへ。
小松菜,サラダ菜,キュウリ,グリーンアスパラ,トウモロコシ,冬瓜,長芋,タマネギ,ジャガイモ,インゲン,長ネギ,エリンギ,ブナシメジ,ナス,ピーマン,カニかま,冷やし中華麺,棒アイス,ゴミ袋,レジ袋。
合計3,415円。
ポイント853円分を使った。
1回まわって会計を済ませたのだが,もう少し持てそうだなと追加で野菜を5種類買いポイントで支払った。
エコバッグを忘れて,買ったゴミ袋を使うつもりだったのだが,結局レジ袋を頼んでしまった。
4円だった。
野菜が高いのにも閉口。
これならもう少し歩けると,図書館に寄ってアサヒカメラ7月号を借りる。
アサヒカメラ最後の号である。
新聞と郵便物を取り出したところへ,管理人さんが。
切り抜きのお礼だと言って,また何かを渡されてしまった。
18時を回っていたが,私が戻ってくるのを待っていたのかもしれない。
義理堅い方である。
切り抜きについていろいろ話したかったが,時間も時間だし,私はアイスとか背負っているしで,挨拶だけ。
シャワーを浴びる。
しかし,やはり調子に乗りすぎたかもしれない。
ちょっとぐったり気味である。
情けないカラダになったものだ。
様子を見ていた女房が,私が夕飯を作ると助け船を出してくれた。
挽肉とナスの味噌炒め,カニかまを使ったサラダなど作りたかったものを伝える。
要望に応えた夕食があっという間にできあがった。
ビールは飲まず。
皿洗いも女房。
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