8時半起床。
女房の朝食。
女房は,愛猫を病院へ。
昼食は,甘いものなど。
女房は実家へ。
本を読む。
「素晴らしき家族旅行」(林 真理子)
家族でハワイ旅行でもする話かと思って読み始めたが,予想外の内容だった。
皮肉の効いたタイトルと言えるのかもしれない。
嫁姑,介護,相続などどこの家庭でも出てきそうなやっかいごとを,これでもかと書き連ねた感じ。
ドロドロとした関係でこれはどこまで行くのかと思いきや,最後は少しほっこりとさせる。
主人公の奥さんがいい。
一回り年上の奥さんという設定で,その年の差にたいする回りの評価が思わぬ「事件」につながったりするわけだが,まあ一昔前の設定だから。
女房の親戚には25歳差のカップルがいる。
法事などで何回か私も会っているが,とても素敵な夫婦である。
夕食の献立。
昨日の回鍋肉風の残りにサラダチキンを追加。
とろろ昆布のお吸い物。
冷凍しておいたご飯。
一人なので残り物中心で。
量的にも少なく,酒も飲まなかったので,問題なかろうと予想していたらとんでもないことだった。
薬を飲んでまもなく盛大に腹が暴れ出したのでトイレへ。
落ち着いたところで風呂に入る。
湯船に浸かって,録画しておいた中国ドラマを見ていたところに,再度の衝撃。
素っ裸でトイレへ。
風呂に入り直す。
パソコンに向かっていたところで,今度は台所からカタカタという音。
愛猫がフローリングに滑って立ち上がれないのかと見に行ったら口から涎を垂らして痙攣の最中だった。
声をかけながらさすってやるが一向に収まらない。
私ひとりのときに死なれるのはかなわないなあ…。
2分ぐらい続いたのではなかろうか,ようやく収まったが,そのまま動かない。
口のまわりを拭いてやり,抱き上げて移動。
床も掃除する。
見たらスフィンクスのような姿勢であらぬ方向をじっと見つめていた。
本人もショックだったのだろう。
20分ぐらいそのままの姿勢だった。
心配なので,和室に自分の寝具を運ぶ。
また音がしたので見れば,床をずるずると匍匐前進していた。
下半身に力が入らないようだ。
抱き上げてマッサージしてやる。
マットに寝かすとそのまま寝てしまった。
オシッコシートを回りに敷き詰めて,餌も取り替えてやる。
私はまたトイレへ。
老老介護どころか,病病介護である。
途中,家族にLINEしておいたら,女房から電話がかかってきた。
あすは早めに帰るとのこと。
1時半就寝。
豆電球の薄暗がりの中,頭を上げたままピクリともしない影が見えた。
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