2020年11月23日(月) 晴れのち曇り

 9時起床。

 納豆ご飯,味噌汁の残りで朝食。

 ご飯は冷凍しておいたもの。

 これで在庫は終わり。

 2日前に福島の農家に米を注文した。

 元弊社の女子社員の実家なのだが,メールはたまにしか開かないらしい。

 定期配送を頼んでいる固定客が多いとか,FAXの注文が多いとかだろう。

 いつだったか一向に返信が来ないので彼女から実家に連絡してもらったら,スパムフォルダーに入っていたそうだ。

 まあ,特に急ぐものでもないからいいけど。

 期限切れのパックのご飯がまだある。

 見るテレビもないので,新聞を読んで本を読む。

 「「色のふしぎ」と不思議な社会 ――2020年代の「色覚」原論」(川端 裕人)

 これは最高におもしろい本。

 昔は「色盲」といっていた色覚異常(多様性)についての最先端の科学的知識を総括した力作である。

 実は,私の大学の卒論が「色覚異常」についてのものだった。

 50年近く前の話でほとんど忘れかけているが,ごく小さな色見本を被験者に提示して,それを見せる時間をどんどん短くしていくと青や黄色がグレイっぽく認識されていき,第三色覚異常に近い見え方になるみたいなことだったと思う。(うろ覚えで恐縮…)

 秋葉原に通って装置(というほどのものではなかったが)の部品とか買い集めて,パーツ屋のおじさんからもっと勉強してからおいでといじめられた(?)のを思い出す。

 オシロスコープや照度計を使ったり,フットカンデラ(だっけ?)なんて明るさの単位を付け焼き刃で憶えたり,今思えば綱渡りで書いたような「卒論」だったと思う。

 文科系の学部だったが,理科系みたいなことをやっていたわけだ。

 それはそうとこの本についてである。

 色覚異常と正常の境目は従来考えられていたようなきっちりしたものではなく,むしろ連続した多様なものと考えられるという最近の知見が紹介されている。

 ここから見れば,ヒトの4割が色覚異常という結論さえ出てくるのだ。

 色覚の問題は差別の問題にも繋がり,主要な話題のひとつになっている。

 著者自らが,小学生時代に色覚異常と判定されていたが,取材時に最新の検査を受けたところ正常範囲と判定されたエピソードは興味深い。

 そういえば,私の卒論の指導教官は色彩の専門家であるが,色覚異常でもあったのだ。色の測定は科学的に行えるので,自身の見え方はそれほど大きな問題ではないというような話をされていた。

 本を読んでもらうのが一番なので,私の感想は「以下略」である。

 昼食はお菓子に柿など。

 ゴロゴロする。

 ボーッとする。

 18時過ぎ,散歩に出る。

 いつもとは違った方向にウロウロ。

 これまでは散歩のたびに,愛猫が火葬された現場を訪れていたのだが…。

 商店街を歩く。

 飲み屋はけっこう混んでいる。

 3密も何のそのといった感じである。

 いつものスーパーで買い物。

 ニラ,パプリカ赤黄,カボチャ,アボカド,ミカン,豆腐ツイン,ウインナー,牛乳,大福,ピエトロのドレッシング,塩鮭,豚バラスライス,ロースハム4連,ベーコン4連,鶏の唐揚げ,焼き餃子。

 合計3,868円。

 夕食の献立。

 買ってきた鶏と餃子。

 海草スープ。ジャコを追加。

 パックのご飯を半分。

 柿とミカン。

 酒は飲まず。

 福島から,遅れてごめんなさい,本日発送しましたとメールが入っていた。

 管理人さんがポストに入れて置いてくれた冊子を読む。

 先日ロビーで会ったとき,私の書いた小文をお見せしましたっけと聞かれたので,必死で記憶をたどったものの何も甦らないので,いや見たことないですと答えたら,今度ポストに入れておきますという話になったのだった。

 私へのラブレターだったらどうしようなどと思いながら冊子を開いた。

 何と,何と彼は小説を書く人だったのだ!

 ただ者ではないという印象を持っていたが,やっぱりなあという感じ。

 今度あったら詳しく聞いてみる。

 なんだかんだで1時就寝。

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