2021年1月1日(金) 晴れ

 8時前,女房が起き出す音で目が覚めた。

 しばらくして玄関の閉まる音。

 従妹のKちゃんと待ち合わせだな。

 9時頃ベッドを離れる。

 息子がテレビでお笑いを見ていた。

 雑煮の準備をする。

 すごいおせちが来るらしいので簡単に。

 鶏肉,ニンジン,レンコン,カブ,長芋,椎茸,インゲン,ホウレンソウ,いくら,柚子の皮,餅。(かまぼこを入れ忘れたことに気づいたのは食べたあとだった)

 ニンジンとか型抜きをしようと思ったものの,抜き型が見つからない。

 まあいいやとイチョウ切り。

 だしの素,酒,味醂,薄口醤油など。

 9時40分,女房が花とおせちを持って帰宅。

 Kちゃんも,なんでしっかり打ち合わせしなかったんだと家族から怒られたとか。

 まあ,お互い様。

 朝食の献立。

 洋風豪華おせち。

 女房の母親が作った黒豆と花豆の煮物,こんにゃくの煮物。

 女房が買ってきた松露の卵焼き2種。

 私がきのう作ったサラダ。

 お雑煮。

 白ワイン。

 一応新年だからと,ワインで乾杯。

 おせちはKちゃんの地元で評判のイタリアンのものだとのこと。

 御家族御用達の店らしい。

 深めの2段重に20種類の料理が豪華絢爛に詰まっている。

 スポンサーは女房の母親で,3万円するとかしないとか…。

 女房はさっそく写真に撮って,母親に送っていた。

 しかし,まあ,それにしても,何というか,すごすぎて我ら家族では追いつけそうにないレベルのおせちだな。

 そもそも,お品書きに「蝦夷鹿のサルシッチャと焼き葱のケークサレ」とあってもどれがそれなのかが誰もわからないのである。

 「パンチェッタと豆のインサラータ」

 ここに豆があるからたぶんこれだろう。

 「モンガット風 酢だこ」

 ただの酢だこじゃないんだ,モンガット風なんだ…。

 黒トリュフにフォアグラにキャビアにと高級食材のオンパレードである。

 ひと目でわかったのは,エビとニンジンぐらいか。

 トマト煮のようなものを一口食べてみた。

 とても軟らかい肉で,確かにおいしい。

 何の肉?と聞かれたのだがよくわからない。

 鶏のような気がするようなしないような…。

 どっちなんだと息子。

 正解は「ロイヤルポークとほうれんそうのトマト煮」だった。

 私の舌はこのレベルである。

 一部の料理は軽く温めるとよりおいしいとあったので,チンしてみた。

 確かにイタリアンである。

 お店で熱々のパスタを食べてみたいわねと女房。

 Kちゃんの評価では,おせちは去年より更においしくなっていると。

 だが,舌の肥えた従妹家族と違い,我が家には猫に小判の風情があるかもなあ。

 息子の一番の評価は,ばあちゃんの作ったこんにゃくの煮物だった。

 私の評価は,同じく黒豆と花豆である。

 総じて私のお雑煮とサラダの評価も高い。

 サラダはマヨネーズと柚子胡椒にちょっとの塩だけだけど…。

 安上がりな家族よねえと女房。

 駅伝を見る。

 新聞を読む。

 同期のNくんから初めて年賀状が来たので,返事を書く。

 昼食は,2人ともお腹いっぱいとのことで私だけ。

 カステラと干し柿と雑煮の餅なし。

 私も空腹ではなかったが,薬の時間だから。

 散歩に出る。

 世間は自粛で閑散としているかと思ったが大違いだった。

 神社には多数の人。

 あんなに密集して感染が怖くないのだろうか。

 ポケモンGOをしながら,カメラ片手に1時間ほど歩く。

 「芸能人格付けチェック!2021お正月スペシャル」を見ながら風呂に入る。

 夕食の献立。

 水炊き。葱,春菊,豆腐,椎茸,マイタケ,春雨など昨日のすき焼きの食材の残りにレタス,モヤシ,鶏肉。雑煮の残りも追加。ポン酢,柚子。

 おせちに,松露の卵焼き,黒豆に花豆,昨日のサラダの残り。

 ご飯は無し。

 ビール250mL。

 白ワイン少々。

 格付けチェックを最後まで見てしまった。

 牛と鹿と豚の区別がつかない舌の肥えた芸能人も複数いて,きっと彼らもロイヤルポークと鶏肉の区別がつかないだろうと思ってちょっと安心した。

 過去に見た仲間由紀恵も不正解で好感度が高まったが,今回の高畑充希の全問不正解はさらによかった。

 私の成績は,吹奏楽とダンスは正解,四重奏は残念。

 吹奏楽のプロ側に女房のお友達のお嬢さんが出ているとのことだったが見つけられなかった。

 息子は新居へ。

 皿を洗う。

 ウィーン・フィル ニューイヤーコンサート2021を見て聞いて,パソコンでいろいろして,1時過ぎ就寝。

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