2021年1月5日(火) 晴れ

 9時起床。

 CPAPの効果も薄れてきたのか,なんとなく寝た気がしない。

 女房の朝食。

 テレビをちょっと見て体操。

 直後の酸素飽和度82%とか,ほとんど死にかけているな。

 運動して体力をつけるべきなのだろうが,運動すると死にそうになる矛盾。

 2分で96%に戻ったから,まあよしとするか。

 体調が悪い気もする。

 腹の具合もイマイチ。

 自分基準でレベル6から7といったところ。

 ちなみに10が最悪である。

 病気前の判定をすれば,1~3がせいぜいでそれを越えた記憶はめったにない。

 20年くらい前に生牡蠣に当たったときは,レベル10だったけど…。

 スキー場のホテルで朝までトイレで過ごした。

 ちょっと楽になると,床にへたり込んで便座に頭を乗せてうつらうつらした。

 こんな酷い状態になったのは2度目で,いずれも東北や北海道にスキーに行って飲んだくれた夜中。

 共通の食材は何だろうと考えたら生牡蠣しか思い浮かばなかった。

 以来生牡蠣は食べていない。

 昼食は,カステラにシュトレン。

 従妹のKちゃんがお母様にと女房に預けたフランス菓子も。

 正月に実家に帰るのを中止にしたので…。

 お義母さんとしては,娘が病弱の婿(つまりこの私)にコロナを運んでしまっては一大事という「親心」なのである。

 申し訳ない…。

 本を読み終える。

 「おもかげ」(浅田次郎

 作品は数えるほどしか読んでいないが,相変わらずうまい。

 ある種のファンタジーかな。

 主人公は私と同年代,若いころの「思い出」などいろいろ懐かしい部分がある。

 地下鉄が重要なモチーフを果たしている。

 私の大学時代でも丸ノ内線は,銀座線と同様,走行中に一瞬車内灯が切れて黄色いランプに切り替わる仕様だったよなあ。

 なんでだろうと調べた記憶がある。

 ついでだが,どうも線路の幅が広いんじゃないかと思えて,これも調べた記憶がある。

 しかし,この主人公の死に方はうらやましい。

 私もこうやって逝きたいもの。

 手練れの文章術で,後半は泣かされる。

 ゴミ出しに降りた女房が,新聞と年賀状を取ってきた。

 管理人さん宛の年賀状が1通紛れ込んでいた。

 見れば,妙齢の美女がバイオリンを弾く写真に手書きのメッセージが添えられている。

 読んではいけないのだろうが,ついうっかり…。

 HPのアドレスもあったのでついうっかりチェックしてみた。

 いや,テレビやラジオにもけっこう出演されている方のようであった。

 私もどこかで見ているのかもしれない。

 はがきを持って散歩に出る。

 降りたところで管理人さんに遭遇。

 「いやありがとう,今年は来ないのかと思ってたんですよ」

 いったい全体どういうご関係ですかとはさすがに聞けなかった。

 寒い中,40分ほど歩く。

 ふと思う。

 なぜ自宅の住所ではなく,管理人室なんだろう。

 ご自身小説を書いておられるし,著名なアーティストとも繋がりがあるみたいだし…。(日経の「私の履歴書」を切り抜いて差し上げたこともある)

 いろいろ妄想するワタクシである。

 風呂に入る。

 夕食の献立。

 豚しゃぶ。ダイコン,ニンジン,レンコン,ゴボウ,ブロッコリー,白菜,豚こま。

 昨日のサラダの残り。

 実家からの福豆と漬物。

 ご飯。

 ビール750mL。

 赤ワインは女房だけ。

 皿を洗ってテレビを見て本を読んで1時半就寝。

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