9時50分起床。
慌ててテレビ体操。
朝食の献立。
昨日作ったエノキの佃煮。
同じくキュウリの浅漬け。
タラコ。
ジャコ。
炊いたご飯。夜中にセットしておいた。
冷えた麦茶。
クラシックTVまで見て,植木に水やり。
本を読み終える。
「あなたは余っ程度胸のない方ですね」が身につまされる…。
前回読んだ藤尾といい,今回の美禰子といい漱石は本当は面倒そうな女が好きなのではなかろうか。
「のみならず自己の講義のうちに全然埋没している。」という表現には,出た出たと思わず喜んだ。
パソコン通信の時代にフォーラムだか会議室だかで,年寄りらしき人が鼻高々に「最近の若者言葉はダメだ。全然の後には否定語が付くのが正しい」云々とうんちくを傾けたのに対して,いや夏目漱石だって使っていると総スカンを食らっていたのを思い出したからだ。
「言葉は生きている」わけで,何が正しいか何が間違っているかは多くの場合は明瞭にしても,微妙で簡単には結論づけられない使い方もあるということだろう。
ついでだから書くが,「アクセント」にしても正しい,間違っていると言いづらい部分がある。
仕事絡みでナレーションの録音をずいぶんしたことがある。
今でも仲間内でときどき話題になるのは円などの「直径」についてだな。
わたしは前半の「直」にアクセントがあると思っていたので直させようとしたらまわりの全員(といっても3,4人だ)が平板に発音するのが普通だという。
それじゃあ「直系」になってしまうと私は反論したのだが,どちらも同じアクセントだと。
いったいどこの生まれだ,どんな田舎に育ったのかとみんなに笑われたのだった。
いや「半径」はみんなも平板には言わないだろう,「直径」「半径」で違うのはおかしくないかと反論したのだが,誰にも受け付けてもらえなかった。
こんなときに頼りにするのはNHKの「日本語発音アクセント辞典」で,その場でも当然調べたのだが私のアクセントが載っていたかどうかの記憶はない。
私が負けたということは,たぶん平板の方しか載っていなかったのだろう。
記憶の消去である。都合の悪いことは忘れる…。
もっとも,そこでも反論したのだが,この辞典は正しい正しくないということではなくて,あっさり言ってしまえばNHKのアナウンサーがどう発音しているかというアンケート調査のまとめみたいなものなので多くの単語に2種類以上のアクセントが示されているのである。
我々の録音について「アクセントがおかしい」というようなクレームが来たことはないから,たいていは気にならないというか,自分のアクセントにも確信が持てないというか,人によって違うことがあると理解しているというか,誤字脱字の類とは明確に区別されているということだろうか。
以来,「困ったら平板に!」が我々の合言葉になった。
最近のアナウンサーの数字の読み方についても気になることが多いのだが,その辺はまたいつか。
「三四郎」の話からずれてしまった。
ズレついでに,途中ちょっと驚いたのは登場人物がみんな若いということだな。
広田先生なんか定年間近かと思っていたら,全然違うのだった。
平均寿命が短いとか,早熟だったというのもあるのかもしれない。
車窓から弁当のクズを投げ捨てるとか,葉書をちぎって画廊の床にまき散らすとか,明治は遠くなりにけりという気もする。
昼食は,具だくさんのインスタントラーメン。ウインナー,キャベツ,エノキの佃煮。
カステラひとかけ。
女房の実家から野菜類がたくさん届く。
茗荷,モロッコいんげん,椎茸,レタス,ピーマン,茄子,ぶなしめじ、こんにゃく,ニンニク,シャインマスカット。
椎茸の巨大さに驚いた。
野菜高騰のおり,ありがたいことである。
自動更新のはずなのだが調べてみたら更新されていない。
いつか更新されるのかもしれないが,不安なので手動で更新した。
指定のIPアドレスを入れても繋がらず苦労したが,スマホからできてしまった。
DHCPを取り直すとか何とか出てきて,結局うまくいったようだ。
無線LANはどうもよくわからない。
同期のCPAP仲間のKN君とメールのやりとり。
販社は違うがまったく同じ機械を使っていた。
オーストラリア製なのだな。
ゴロゴロする。
散歩に出る。
図書館に寄って,漱石全集の4を借りる。
昭和41年刊のやたら分厚く重い本で,測ったら1.5kgもあった。
風呂に入る。
夕食の献立。
ナスと豚肉の味噌炒め。マイタケ。塩,コショウ,甜麺醤,オイスターソース,醤油,酒。
キュウリの浅漬け。
エノキの佃煮。
朝のご飯の残り。
ビール500mL。
ビール飲んだのは4日ぶりか。
テレビを見て,新聞を読んで,本を読んで,ネットを見て,1時40分就寝。
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