9時起床。
女房の朝食。
午前中はほぼいつも通り。
女房は,難聴だといいながらHちゃんと華道の展示会へ。
N夫人が出展しているからと。
昼食は,チキンカツの残りに味噌汁の残り。
皿を洗う。
ネットでいろいろ。
OM-1を担いで,ちょっと早めの散歩へ。
きのう散歩中に出会った人なつこい猫を撮ろうと路地へ入ったがみつからず。
「猫が飛び出してくることがあります」と張り紙があった…。
サギのいる池へ。
実は数日前,この池でサギとカラスの戦い?を目撃したのだ。
カラスがサギをからかっているのか,邪魔者扱いしているのか,追いかけ回してる場面に遭遇したのだった。
双方がギャーギャーと騒ぎまくってなかなかの迫力。
カラスは巣作りの季節らしいから,縄張り争いということかもしれない。
(人工の)せせらぎで佇むサギ。
近くを人が通っても,私が3メートルぐらいまで近づいても逃げないのは,都会慣れということか?
もちろん近づきすぎると細い脚をゆっくり動かして遠ざかる。
突然,ひょいと首を伸ばして水中から何かを咥え上げた。
長い嘴に挟まれて白く細長いものがピチピチと暴れている。
200mmの望遠で撮る。
拡大して見ると銀色に光る魚だった。
池にデカい鯉がいるのは知っていたが,こんな小さな魚もいるんだな。
人から餌をもらうだけでなく,ちゃんと自給しているわけだ。
突然,カーカーとカラスの声。
サギが大きな羽を開いて橋の欄干に飛び上がる。
襲いかかる黒い影。
バサバサ,ギーギー,カーカーと騒がしい。
3羽がもつれるように橋の向こう側へ。
やがて,静かになった。
私も土手を登って橋に移動。
頭上の枝でカーカー鳴く2羽のカラス。
欄干から身を乗り出して下を見ると,サギが何事もなかったように水面に向かっている。
カメラを構えたところに,ふわっと頭を撫でられた感触。
えっ誰?と目を上げると大きく羽を広げた黒い姿が遠ざかる。
見事なタッチアンドゴーである。
俺たちの邪魔をするなという警告なのか。
突かれないでよかったと思うべきなのか。
そうなのか。
では,お手並み拝見といこう。
太い木の裏に回って,様子をうかがう。
すぐに事件は始まった。
2羽が示し合わせたように橋の向こうに舞い降りる。
カーカー,ギーギー,バサバサと2度目の大騒ぎ。
欄干の向こうから,羽を大きく広げた白く細長い膨らみが垂直に上昇する。
まるでジュディオングだな。
その下から黒い影。
サイズは10分の1くらいしかない感じだが,果敢に追い立てる。
カメラを構えた私のまわりを回るように木をかいくぐりながら池に向かう。
黒が白の背に乗っているように見えたが錯覚か。
池では岩の上で首を伸ばしたサギが,ギーギー,ギャーギャーと声を上げている。
興奮冷めやらぬといったところなのだろう。
サギも何かあればちゃんと鳴くわけだな。
池の上を舞っているのは襲った2羽だろうか。
なかなかの迫力ある戦いだったが,私のカメラ術ではとても追い切れない。
あたりは薄暗い時間帯。
シャッタースピードが上げられないからブレブレの写真になった。
絞りを開いて,目一杯感度を上げて撮るしかないのだろうが,初めてのカメラと初めての場面でそんな余裕はなかった。
風呂に入る。
医者経由で女房が帰宅。
夕食の献立。
カレーライス。タマネギ,ニンジン,ジャガイモ,牛肉。昼間の味噌汁の汁,おとといの餃子の具を追加。カレー粉,ケチャップ,ソース,株主優待でもらったカレールー。冷凍しておいた小ネギ。
サラダ。ナガイモ,ブロッコリー,ミニトマト,サラダ菜,モズク酢。ナガイモの半分はすりおろしてみた。だしの素。
枝豆。
ビール750mL。
女房が買ってきた赤ワイン。
イエローキングを4分の1ずつ。
初めて食べたがなかなかうまい。
ただ,夫婦共々食べ終わってから喉がイガイガした。
私は,メロンでは初めての経験の気がするな。
これについて,女房からおもしろい話を聞いた。
女房の母方の祖母は,大変な女丈夫で毒舌家。
あるときメロンを食べて,喉がイガイガしてこれは何か悪いものに違いないと保健所に怒鳴り込んだのだそうだ。
結局,タンパク質分解酵素云々の説明を受けてすごすごと帰ってきたと。
武勇伝はいろいろ聞いているのだが,これはめずらしい失敗談。
テレビを見て,皿を洗って,新聞を読んで,2時就寝。
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