2024年6月17日(月) 晴れ

 9時起床。

 トイレに駆け込む。

 昨晩の続き…。

 よく寝ながら漏らさなかったものだと自分を褒めたいところ。

 よくできたカラダである…。

 女房の朝食。

 和食。

 あさイチ,体操,じゅん散歩,Eテレ。

 新聞を読んで,ネット。

 息子夫婦からワインが4本届く。

 父の日だからな。

 写真を撮ってお礼のLINE。

 昼食は,水まんじゅう等にお菓子。

 女房がお茶を点ててくれた。

 けさはオフェブを飲まなかったゆえか,腹は落ち着いてきた感じ。

 ぜんぶ出きってすっからかんだったというのもあるだろう。

 ネットでいろいろ。

 女房は内科へ。

 血液検査の結果と足のエコー。

 私はカメラを担いで散歩へ。

 小池に行くとカモが2羽。

 ということは,大池には子連れの1羽がいるということか?

 よくわからないが,ちょっといやな予感がしたのは事実。

 大池に向かう。

 なんと,真っ黒なウ(鵜?カワウ?たぶん)が大きな羽を広げていた。

 とりあえず写真を撮る。

 肝心のカモが見つからない。

 目を凝らして探し回ると,向こう岸の斜面で丸まっていた。

 しかし,子ガモが見えない。

 二つの池を併せて3羽の大人がいるのは知っている。

 小池に2羽いたということは…。

 予感があたったのかと思いつつ築山を1周。

 橋の上からお兄さんが身を乗り出して下を見ていたので,私もマネをする。

 ウがいた。

 しばらくお兄さんと話す。

 初めて見ました,さっき東の方から飛んできました,池の真ん中にいたのがいまここに。

 橋から身を乗り出して写真を撮る。

 ヒナを探しに行くかというところで,バサバサッと橋の下を抜けて元の場所に戻っていった。

 カメラは間に合わなかったが,なかなか迫力のあるデカさだね。

 柵にもたれかかって対岸を見渡す。

 草の陰から何やら動くものが。

 カモの親子,遂に発見!(ということは,大人が4羽に増えていたわけだ)

 いやあ,いたいたと喜んだのもつかの間,どうも変だ。

 ヒナが1羽しか見えない…。

 いくら見ても1羽である。

 子どもたち(人間の)遊ぶ浅瀬の方に移動したので追いかける。

 家族連れが集まってきてかわいいかわいいといっている。

 あっちに大きな鳥がいるよ,ウだよと若いお父さんが説明するのだが,子どもたちはヒナに夢中である。

 しかし,やはり1羽だな。

 金曜日には3羽いて,土曜日の夕方に2羽になって,遂に1羽が残るだけ。

 子どもたちが,カメカメ,コイコイ,早く逃げてなどといっているので気がついたのだが,まわりにうじゃうじゃいるカメ(ミドリガメのようだ)と最近妙に数が増えたコイがけっこうヒナにちょっかいを出してくるのだな。

 そのたびに親鳥が追い払うのである。

 まさか,コイやカメがヒナを食ったりはしないだろうとそのときは思っていた。

 ひらひら水面を動く水かきがパン屑か何かに見えるので寄ってくるのではなかろうかと。

 親子が岸に沿って移動し始めた。

 私もついて歩く。

 よくよく見れば結構な頻度でカメやコイ,特にカメがヒナに向かって来るんだな。

 そのたびに親がぐるっと回ってグエッと鳴きながらカメを突いたりする。

 好奇心盛んなヒナがチョロチョロ動き回るので,親鳥も目が離せないのだろう。

 なかなかに子育ても大変そうである。

 最初の場所に戻ってきた。

 ここならほぼ真下に親子を見ることができる。

 カメラを構えて写真とビデオを撮る。

 そのときである。

 突然グエーッと凄まじい悲鳴を上げて母親が暴れ出した。

 グエッ,グエッと猛烈な勢いで羽を広げて水面を叩く,頭をふりまわす。

 カメに噛み付かれたか?

 ヒナは大丈夫か?

 激しい水しぶきで何が起きているのかわからない。

 カメラのファインダーに一瞬赤いものが見えたような気がした…。

 騒ぎは数十秒続いただろうか。

 ようやく少し落ち着いた。

 ヒナはどこにいるのだろう。

 母親がまた羽を広げて,鳴き声を上げる。

 えらく慌てて見える。

 あたりをグルグル回って,我が子を探しているようだ。

 これが何度も何度も続くのだが,ヒナが出てくる気配はない。

 私も身を乗り出して探す。

 まさかとは思っていたがおそらくカメ(コイもいたか)にやられたのだろう。

 あれだけの騒ぎだからどこかへ吹っ飛ばされたか,傷ついたか,あるいは死んでしまった可能性が高いが,その痕跡が何一つ見つからない。

 からだが浮いてくるとか沈んでいるとか,食べられたにせよせめて羽根や脚,嘴,骨ぐらいは残るだろうと目を凝らしてみたのだが何も見えない。

 ごく最近浄化したらしく水底の小さな石や小魚まで見分けられるのにである。

 親も探しまくるが,私も柵に沿って探索する。

 なにもみつからない…。

 私の結論は,食べ尽くされた…。

 かけらも残さず捕食者の胃袋へ…。

 真相はわからないが,ショックではある。

 70年以上生きてきて,こういう光景を目の当たりにしたのは初めてかもしれないな。

 あきらめきれないらしい母鳥を後ろに家路につく。

 風呂を沸かしてはいる。

 女房が帰宅。

 検査結果は,「老化ですね」とのこと…。

 もっと運動しなさいと。

 お出かけ好きの女房だが最近は家を1歩も出ないことも多いから。

 カモの話をする。

 カメを捨てたヤツが悪い,越してきた頃はカメなんかいなかった,今やカメだらけではないか,事務所に電話すると怒り心頭の女房。

 でも,まあ自然の摂理ではあるんだよな。

 弱肉強食の世界を目の当たりにした感じだ。

 夕食の献立。

 冷やし中華。キュウリ,ミョウガブロッコリースナップエンドウ,錦糸玉子,ハム,サラダ鶏。

 冷やしナス。ポン酢,削り節。朝食べた小松菜のお浸しと。

 ビール750mL。

 テレビを見てゴロゴロ。

 皿を洗って,新聞を読んで,2時過ぎ就寝。

 どうも落ち着かない…。

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