女房はお稽古経由で実家へ。
どこかで息子と合流するらしい。
相変わらず体調が悪い。
本を読む。
「長女たち」(篠田 節子)
ずいぶん前から読んでいて,すでに最初の短編の内容を忘れていた。
3つの短編からなるが,まんなかの「ミッション」がいちばん面白い。
「長女」というタイトルから外れている気もするが,異文化コミュニケーションにおける絶望的な理解の壁みたいのが感じられて,いろいろと腑に落ちる点が多かった。
同じ日本人であってもまったく理解できない世界に住んでいる人は多いと思う今日この頃であるしなあ。
ゴロゴロする。
16時半,どうにも眠くて寝る。
18時半きっかりに目が覚めた。
体調は一向によくならない。
女房の作った豆ご飯,一昨日のおかずの残りで夕食。
酒は飲まず。
「妻と私」(江藤 淳)を読む。
お袋さんの部屋にあったものを持ってきた。
辛口の評論家?として知られていた作者の妻に対する思いが淡々とつづられている。
このあと1年も経たぬ間にあとを追うように自死したことを知っているだけに,ほとんど遺書としてしか読めない。
強靱な精神の持ち主のような印象だったが,思わぬ弱さを見せられた気がする。
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