8時半起床。
夜にお茶を飲み過ぎたせいか,4回もトイレに立って寝不足。
それはともかく,息子からのLINE。
孫の咳が止まらなくなって,お世話になった大学病院に駆け込んだとのこと。
きのうの遠出がよくなかったか…。
そして我が家では,女房の様態はさらに悪化…。
まずタクシーを呼んで義母を叔母宅へ避難させてから,休日診療所に向かうとのこと。
義母の荷物はすでにまとめられて,朝食も済ませていた。
いろいろと行動が早い。
義母の見送り。
きょうは,ひ孫との正月以来のご対面の予定だったが到底無理。
朝食は,用意してあったウインナーと野菜の炒め物,サラダ,チーズ,食パンで。
女房の方は休日診療所が満杯で,夕方にならないと診てもらえないとのこと。
女房は書斎にこもる。
義母が使っていたエアーベッドがそのままになっているからそこで寝ると。
難病認定の私にうつしては大変ということだが,すでにうつっている可能性の方が高そうだな。
きのうの午後での至近距離のおしゃべりである。
実は,途中で近いなと気づいてパソコン前の椅子に移動したんだが,それでも1.5mぐらいの距離だったし風下だったし…。
彼女の潜伏期間は3日ぐらいと考えられるから,わたしは6日の午後あたりから症状が出てくるのかもしれない。
ま,可能性だから今考えてもしかたがないこと。
現状は「なるべく別室で過ごす」ぐらいしかない。
症状としては咳が出ていないのが幸い。
咳が酷いようならホテルにでも避難したいところだ。
結論は(といってもまだ早すぎるのは承知だが),私の危機管理能力が不足しすぎだったという一点に尽きるだろう。
去年の入院騒ぎもまあそういうことである。
生きている以上あらゆる危機を回避するというのは不可能なので,やむを得ないというのはあるけどね。
あくまで自己責任の範疇。
女房のお友達のY君からスナップエンドウ,グリーンピース,金柑が段ボールひと箱届く。
昼食はお菓子などをひとりで。
息子夫婦から連絡で,とりあえず落ち着いてきたので家に戻ると。
喘息などではないらしい。
おばあちゃんにごめんなさいとということだが,こればかりはしかたがない。
新聞を読んで,ネット。
16時過ぎ,女房は休日診療所へ。
私は散歩へ。
また,小池にカモが2羽戻ってきていた。
どちらも茶色だが,1羽は羽根の先がほそい白で縁取られている。
向かい合って頭をリズミカルに上下させて,求愛行動のように見えたがどうなんだろう。
大池では,何かのフェスが行われたらしく若者や酔っ払いがたむろしていた。
そういえば,歌声が風に乗って聞こえていたな。
築山1周半。
人だかりがあったので鉄棒には近づかず。
風呂を湧かしてはいる。
女房の病状は,コロナでもないインフルでもない要するに風邪ということらしい。
声変わりしつつある感じだ。
医師会の診療所がごった返していたという。
ネットでみても,ひどい風が流行っているみたいな医師の投稿をみたから,そういうことなのかもしれない。
喉の痛みと咳と熱と…。
恐ろしや。
夕食の献立。
スナップエンドウと野菜と玉子の炒め物。ニンジン,ブロッコリー,キャベツ,ネギ,ミョウガ,ミニトマト,豚挽肉,玉子。塩,胡椒,ガラスープの素,薄口醤油,酒。
義母の作ったキャベツの浅漬け。
豆腐とわかめの味噌汁。
グリーンピースご飯。酒,塩。
私の風呂の最中に女房がスナップエンドウのスジを取って,グリーンピースをさやから出してくれていた。
女房は書斎で食べるというので,お盆に載せて渡す。
私は,ビール1000mL。
テレビを見て,皿を洗う。
孫は咳と鼻水がすごくて延々と泣いている,咳止めも回数制限があって何度もやれないからと…。
どちらも大変である。
本を読む。
「じい散歩」(藤野千夜)
不思議な小説。
爺さんを主人公とした老夫婦と3人の息子たちの日常が,夫婦のなれそめや主人公の過去を絡めながら,淡々とつづられていく。
90になろうという爺さんはある意味人生の達人。
ひとりでどこへでも行くし,好奇心も衰えず,エロも好き,子どもたちに財産を譲ろうなんて言う気はこれっぽっちもない。
認知症になりつつある婆さんが目の前で倒れても,老衰で死ぬんだからそのままにしておけと言い出すなどすべてを「達観」している雰囲気もある。
引きこもりの長男と,自称「長女」の次男と,借金まみれの三男と,全員独身で「彼女」以外は同居生活。
全てが変わっているといえば変わっているのだろうが,それでもまあその辺にいそうな家族という印象が強いのは作者の筆力ゆえかもしれない。
最後はどうなるのだろうかと思って読み進めたら,なんとまあ。
2時就寝。
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