9時起床。
女房はお着物でお出かけ。雨なのに。
あさイチを見て,新聞を読む。
年金の書類を読む。
いろいろややこしいことが書いてあるが,どうも「雇用保険の被保険者番号」が必要らしい。
ここに置いてあったはずだ,というところを探したが見つからない。
資料とか捨てられないものを入れてある紙袋の中かもしれない,とモノで満杯の納戸に分け入って探しまくった。
5つほど袋を開いて,6つめでようやく発見。
一人暮らしだった息子が持ち込んできた洗濯機の陰にあった。(また使うかもしれない,ということで置いてあるのだが,いっこうに出て行く気配がない…)
途中,父親が死ぬ1週間ぐらい前まで書いていた手帳を読みふけったりした。
1日数行単位のほとんど治療のメモだが,副作用の口内炎がひどくて食事をとれないことなど淡々とつづられている。
「点滴(抗ガン剤か?)」という記述もあった。
そういえば,当時は告知するという雰囲気ではなかったなあ。お袋さんも絶対反対だったし。
本人はもちろん気がついていたはずだが。
ちょっとした検査入院のつもりだったのに,お袋さんと医者に呼ばれていきなり「余命6か月」と宣告されて,その帰りに車をこすってしまったことを思い出した。
オヤジの愛車だっただけに,修理に出すまでは病室からドアのへこみが見えないよう出入りの方向と駐車する向きに気を遣っていたりした。
ちょうど今頃の時期だったと思う。
あれからもう25年以上の月日が流れてしまったわけだ。
……
気を取り直して,出したモノを再び納戸に押し込んだ。
捨てても良さそうなものもたくさん出てきたが,いったん整理をはじめると大変なことになりそうなので,またの機会にということで…。
汗だくになったので,風呂にはいる。
ついでに風呂掃除をして,ゴミを集めて,仕事に行く。
18時半まで仕事。
そのまま飲み会へ。
いつものメンバープラスもとバイトのEちゃん3人で,還暦のお祝いをしてくれるという。
で,私の還暦はどうでもよくて,Eちゃんがいよいよ結婚の腹を決めたという話で盛り上がる。前回飲んだときは彼氏ができたということだったが,その後順調に発展してきたようだ。
彼女がバイトだったのも10年も前の話だから,何とも月日のたつのは早いものだ。
このままでは私もすぐに死んでしまうと思う。
そういえば,姪っ子が秋に結婚するというし,毎年一緒にスキーにいっているNさんも最近結婚したらしい。
身近なところで「結婚」なんて話題が出るのは,10年ぶりくらいの気がする……。