2014年3月11日(火)晴れ

 10時起床。
 前の晩の残り物で朝食。
 息子の布団を干す。
 猫が吐いたので…。
 ついでに女房の布団も干す。
 手すりに鳥の糞がたくさんあるので往生した。
 雀とかヒヨドリとかけっこう来るからな。
 最近ハトは見ないなあ。どこへ行ってしまったのだ。
 カラスは飛んでいる姿は多数見るのだが,なかなかベランダには来ない。
 鶏の唐揚げとか植木鉢に隠していたこともあったのに。
 白鷺みたいのがドーンと来てびっくりしたこともある。
 途中,何回か布団の干し方を変えてまんべんなく日に当てる。
 昼食は,食パンに期限切れのジャム。六花亭のお菓子。
 どうも意欲がわかない。
 ひたすらネットを見る。
 テレビもつけてみる。
 14時46分,黙祷。
 あの激しい揺れは,今までに経験のないものだった。
 そして津波の映像。
 まったく現実のものとは思えなかった。
 音もなく,人影もなく,ただ黒い塊がジワジワと田んぼやら道路を覆いつくしていく映像を見ていると,あの下に人がいるかもしれないという実感がどうしてもわかなかった。
 頭の中では多分そうだろうとは思ってはいたものの,非現実的な印象があまりに強かった。
 あれから3年,自分は何をしたんだろう…。

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 18時過ぎに買い物へ。
 いつものスーパー。
 ラ王醤油(袋麺),味噌,蒟蒻畑,牛乳,牧場の朝ヨーグルト×2,アスパラ,マグロ切り落とし,牛小間切れ,ベーコン4連。
 合計2631円。
 ドラッグストアで。
 ティッシュペーパー,制汗剤×2というか洗顔料とかのセット,歯磨き粉。
 合計2023円。
 夕食の献立。
 女房と2人。
 牛肉とナスの煮物。厚揚げ,エノキ,ニンジン,ブロッコリーの茎。
 マグロとアボカドのサラダ。ブロッコリー,アスパラ。
 ジャガイモとわかめの味噌汁。
 ご飯。
 ビール1500mL,日本酒少々。
 女房の余市土産の10年ものシングルモルト
 今日はどこのテレビも震災特集。
 しかし,報道ステーションのそれはひどかった。
 わざわざこの日にやるべきものとは思えない上に,内容が危ういところだらけ。
 子供の甲状腺がんの話なのだが,キャスターの背景に33という数字を大きく出して不安と恐怖を煽るだけの報道に見えた。
 福島県の子供27万人を調べて33人に甲状腺がんが見つかった,さあどうしましょうという出だしからしてダメだろう。
 そもそもの33人という数字が多いのか少ないのか,そこから始めてくれないと視聴者は(少なくとも私は)何が何だかわからない。
 過去のデータで言えば,子供の甲状腺がんは100万人に1人か2人みたいなことも確かに言っていてそれに比べるとものすごく多いってことらしいが,調べてる基準が違うんじゃなかろうか。
 100万人の子供の甲状腺の検査をした,という話ではなくて,病院にかかって最終的に甲状腺がんと診断された子供の割合ではないのか。
 ふつうは,健康に見える子供の甲状腺の検査とかしないだろう。
 その辺からしっかり解説してくれないと,以後の内容の信用度が落ちるのではないか。
 そう思いつつ見ていたら,(ここが最悪と判断したところなのだが)ほかのニュースが終わって最後の最後にキャスターがこんなふうに言ったのだ。
 「福島から遠いところで1300〜1500人の子供を調べたら福島と同じくらいの割合で甲状腺の異常が見つかっている。しかし,調べた数字が少ないので比べられない。」(意訳)
 ちょっとひどすぎないだろうか。
 割合が同じなら増えてないってことではないか。
 前提が違うってことではないか。
 番組の内容そのものが成り立たないではないか。
 (だから最後に言ったのか…)
 だいたい番組が「国民の声」としてこれ見よがしに出す世論調査だって1000人チョイに聞いた結果だろう。
 自分のところの調査を否定するのか。
 と,思わず興奮してしまった。
 ほかにもツッコミどころはいろいろあるのだが,主夫日記ではなくなりそうなのでここまで。
 いずれにしても,根拠のない不安を増長するような報道姿勢は何とかして欲しいものだ。
 そうでなくても不安いっぱいの毎日なはずなのに。