平成30年11月10日(土) 晴れ

 9時半起床。
 女房の朝食。
 昼食も女房。
 昼はまあ,バナナにヨーグルト,フルーツケーキといったところだけどね。
 女房は実家へ。
 しばらくすると女房からLINEが来てやりとり。
 「佐川急便から何か届いたらしい。不在で持ち帰ったって?」
 「ピンポンもされてないけど…。メールで連絡が来たの?私はどう対応すればいいの?」
 「通知が入っているんじゃないかな? 090-XXXX-XXXXに電話かけてみてください。」
 不在なわけがないし,チャイムを聞き逃しても記録が残るから,いなかったので持ち帰りましたは業者としておかしいのではないかとそのあたりまでは考えた。
 きっと株主優待でも届いたのだろう,電話は面倒だなあと思いつつ,プールへ。
 20時半頃帰宅し,女房にLINE。
 「郵便受けには何も無し。受付番号とかメールにありませんか?転送してください。」
 「ショートメールに、佐川のアドレスがあって、ここを開けとあるのですが、荷物が届く心当たりもないし、気持ち悪いので、放っておきましょう!」
 女房も何か怪しいと思ったらしい。
 私もハタと気がついた。
 さっそく調べる。
 「アドレスクリックしちゃった? これかもよ。ウイルスメール。
  【佐川急便を装った迷惑メールにご注意ください】http://www……」
 「やはり!」
 「そのようです。で,アドレスクリックしちゃったの?」
 「それが、つながらなかった!」
 「うーむ。つながらないように見せただけかもしれない。荷物追跡アプリのインストールを求められたりはしていないよね?」
 ということで,ネットで調べた内容を知らせる。
 「ひえー! DLしてないし、つながらなかったし!」
 「じゃあまあだいじょうぶかなあ、たぶん…。」
 「多分😓」
 「スマホの「端末管理」に「ウイルススキャン」がありませんか? あれば,やっておくと安心かと…。なければ,諦める…。」
 「あるある! やっとく😃」
 
 ということで,まあなんとか一件落着のようである。
 (LINEのやりとりをコピーしたが絵文字も表示されるんだな)
 しかし,私も最初にヘンだなと思いながらも荷物が届いたことは疑わなかったので,電話していたらこちらの住所から名前から全部伝えてしまったかもしれない。
 電話代がもったいないというケチな性格が幸いしたようである。
 私自身はけっこう疑り深いところがあって容易にはだまされないぞと思って生きてきたのだが,それはとんだ勘違いで条件さえそろえばコロリとやられてしまうということだろう。
 
 オレオレ詐欺にひっかかる爺さん婆さんを決して笑えない。
 組織でかかってこられたら,個人などひとたまりもないだろう。
 最初の一撃で信じてしまったら,容易なことでは抜け出せそうにない。
 
 ここには書かなかったかもしれないが,ウイルスメールを開いてしまったことがある。
 ある会社と仕事をしているときのことで,待ちに待ったデータが届いたと思って喜んで開いてしまったのだ。
 文面は明らかにおかしいし,アドレスも会社のものではないのを確認していたのに,初めての子だからしょうがないなあ,こんど社長と飲むときに新人教育ちゃんとしろよと言っておかなくちゃなどとえらそうに思いつつ添付を開いてしまったこの私の浅はかさ…。
 拡張子がexeであるのをみてもなおかつ,すごいじゃないか最初から動くようにしてくれるなんてと相手をたたえてしまったこのお人好しぶり。
 怪しいと気づくまでに30分はかかった…。
 それから3日間,寝食忘れて調べまくったな。
 ウイルスチェックソフトはもちろん入れていたのだが,なんの警告も出なかった。
 名称をググると,情報が1件だけ見つかった。数時間前に発見されたものらしい…。
 おいおい新種かよとかなりビビったのだが,それから1週間ぐらいの間に続々と情報が増えてきて,世の中まだ捨てたもんじゃないとも思ったのだった。
 結局,logを確認して起動に失敗していたことがわかった。
 すでに知られていたtrojanなんとかの亜種だったらしく,アラートは出なかったものの起動の阻止には成功したということのようだ。
 ウイルスチェックソフトも役に立つものである。
 
 夕食の献立。
 前の晩の煮物の残り。
 実家からの漬物。
 とろろ昆布のお吸い物。干しエビ,ネギ。
 冷凍ご飯。
 酒は飲まず。
 風呂に入って,ベッドで寝る。
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