9時起床。
ウインナーとキャベツ,エノキ,インゲンの炒め物,トースト,コーヒー,柿で朝食。
テレビをほんのちょっと見て,新聞を読んで,本を読む。
昼食は,きのう買ったカステラパンにポテトチップスなど。
ゴロゴロする。
仕事らしきものをしなくちゃと思いつつ,本を読み出したら止まらなくなった。
「将棋の子」(大崎善生)
将棋のプロを目指す「奨励会」の厳しさは今ではけっこう知れ渡っていると思うが,この本はそこから人知れず脱落していった「天才」たちのルポルタージュというかノンフィクション。
天才少年現ると地元で騒がれ,全国大会も制覇し,母親とともに上京して奨励会でプロ目前までいったものの年齢制限という壁を乗り越えられずに退会し,著者と再会したときには借金まみれで住所も隠して住み込みの廃品回収業をしていた主人公を軸に,さまざまな「天才」の「その後」が描かれている。
著者自身が将棋連盟の職員であったためかその描写はリアルであるが,それゆえに思い入れの強い文章も目立つ。
章により焦点を当てる人物が変わるので,最初はやや混乱した。
それにしても将棋連盟というところは厳しいというか,ある意味責任を放棄してるようなところがあるな。
小中学生のころから奨励会に入り,将棋漬けでほとんど他の世界を知らないような若者が26歳になったからといってハイさようならはさすがにまずいのではなかろうか。
いくら勝負の世界は厳しい,自己責任の世界ですと言ったところで,放り出されたものはたまったものではないだろう。
屋台骨が小さいとか,伝統的にそういう流れになっていないというのもあるのだろうが,再就職の斡旋ぐらいしたらどうなんだと思ってしまった。
いや,今ではちゃんといろいろ考えて対策していますよと言うならごめんなさいだが,プロがプロへの門を狭くしてその上にあぐらをかいているように思えてしまったのがこの本を読んでの私の感想である。
ま,夢を持ってその夢の実現に全身全霊を傾ける若者の姿は美しいし羨ましいけれどね。
わたしはつい身も蓋もない「現実」を考えてしまう。
散歩に出る。
風呂に入って,録画しておいた「花郎(ファラン) 希望の勇者たち」を見る。
男たちの区別が少しつくようになった…。
夕食の献立。
鮭と野菜の炒め煮。塩鮭,ブナシメジ,エノキ,キャベツ,レタス,インゲン,ブロッコリー。酒,塩,コショウ,ごまドレッシング。ホイル焼きにするつもりだったが,フライパンに小さめな蓋をきっち被せれば同じかと思ってそうした。
ダイコンとベーコンの味噌汁。
納豆。期限切れだった。
炊いたご飯。
ビール500mL。風呂上がりの一杯。
新聞を読んで,本を読み出して,ネットを見て,2時就寝。
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