9時半起床。
昨日の残りの味噌汁と御飯，生卵で朝食。
洗濯物がたまっていたので洗濯。全部は無理だ。
今日は仕事へ行かない。明日行く予定。
新聞を読んで，ネットを見てから，経理作業。確定申告がすむまでは，どうも今年の分の入力をする気にならなかった。
「弥生の青色申告」で繰り越し処理をする。通帳を見ながら預金出納帳に記入。その他諸々の作業をして，遅い昼食。と言っても味噌汁とちくわ1本。
そろそろ掃除でもしようかと思っていたところに突然の揺れ。
けっこう強い。
あわててテレビをつける。
揺れがどんどん強くなる。
つい先日，地震が来たらどうしようかと家族で話し合ったばかり。そのとき一番安全ではないかという結論に至ったトイレ付近に行く。
ギシギシとものすごい音がする。
トイレのドアを開けて，壁に捕まる。
ガシャン，ガシャンとあちこちで何かが落ちる音がする。
天井や床が崩落しないか。
ガスの元栓は閉めた方がよいか。
玄関のドアは開けた方がよいか。
いろいろ考えるのだが，どうしたらよいかわからない。
デコボコ道をスプリングの切れたおんぼろの車で疾走しているような感じ。
ようやく揺れが収まった。
テレビで津波が来ると叫んでいる。
お台場付近に煙，とも言っている。
パソコンの前に戻って，女房にメール。メールサーバーにつながらないようだ。
携帯で，女房と息子にメール。「大丈夫?」の3文字だけ。ｅメールもｃメールもつながらない。
電話ももちろん駄目。
また激しい揺れ。
ピアノやタンスが倒れて下敷きに出もなったら一大事なので，そのたびにトイレ付近へ。
食器棚の引き出しが飛び出している。
ガラス瓶などが落ちる音。
生きた心地がしない。
ようやく少し落ち着いたところで外を見る。
特に変化はないようだ。ベランダに出てみる。火災などの気配はない。
遠くに煙。お台場付近のようだ。
女房のいる会社もいつもと違った様子は見えない。
パソコン前に戻る。
チャイムの音がして，モニターを見ると管理人さん。電話をしても通じなかったと言っている。全戸の安全を確認しているらしい。
こんなときは，電話やメールは控えた方がよいのだろうが，やはり家族が心配。
実家にも順に電話をしてみるが，通じない。
ようやく15:28に息子から電話。無事だという。建物の外にいるらしい。おじいちゃん，おばあちゃんにも電話が通じて無事だという。
15:42に女房からメール。エレベーターが止まったらしい。何カ所か煙が見えると言っている。
お袋のところからもメール。
家族全員と連絡が取れた。
とても買い物に出かけるような状況ではない。
20時過ぎに歩いて帰ってきた女房と，あり合わせで夕食をすませる。
息子は帰れない。ビルの6階で一夜を過ごすらしい。
それにしても被害は相当に深刻そうだ。
どう表現すべきかはわからないが，夜が明ければ想像を超えた惨状が広がっているのだろう。
原発も心配だ。包み隠さず情報公開をすべきだろう。
