2020年4月6日(月) 晴れ

 9時起床。

 女房の朝食。

 午前2時過ぎに,コロナ関連の情報を女房息子にLINEしたのだが,息子から「お腹いっぱい」と来た。

 忙しくて情報を見ているヒマはなかろうと思い厳選して送っているつもりだったが,昨日の朝から数えればたしかに5回も送っていた。

 「厳選します」と反省しておいた。

 うるさいとか言ってこないところが彼の優しさだろう。

 いよいよ「緊急事態宣言」が発令されるようだが,我々夫婦にはあまり関係がないな。

 近所への買い物と,動物病院へ行くくらいだから。

 飲み会にも今年に入って一度も参加してないし。

 経済には大きな打撃になるのは間違いないだろうが,ここでなんとか止めないと大変なことになりそうだ。

 少し遅すぎの気がしないでもないが,いろいろあるのだろう。

 昼食は,ヨーグルトにキウイ,津軽せんべいに女房が作ったマーマレードなど。

 「昼食はお菓子など」って日記に毎日書いていると言って,女房と笑い合った。

 株価とコロナ情報をチェックしているうちに夕方。

 「近況報告」ということでMさんにメール。

 2月半ばに飲みに行こうと誘っていながら,結局行かなかったというチキンな私である。

 しばらくして返事が。

 やはり,ネット絡みで大忙しらしい。

 自宅からリモートでできるようにはなっているが,結局毎日出勤することになっているとのこと。

 いろいろ書いてあったが,とりあえず元気そうで何よりである。

 夕食の献立。

 牛肉とニンニクの芽の炒め物。ブナシメジ,生姜,ニンニク,トマトケチャップ,ガラスープの素,塩,胡椒,…。

 ダイコンと油揚げの煮物。長芋も入れてみた。愛猫に与えるために女房がブリを煮たときの煮汁を使用。味はほとんどついていないが,削り節で出汁が取ってあって,ちょっと魚臭いのでおろし生姜をドンと入れた。

 ソラマメのご飯。油揚げとエノキをみじん切りにして,出汁,薄口醤油,酒等を入れてご飯を炊く。炊き上がったら,軽く塩ゆでしたソラマメを加える。

 ビール675mL(ぐらい)。株主優待のビールを女房と半分ずつとその他を1本。

 赤ワインの残り。

 京都大学望月新一教授の【「ABC予想」を証明】という記事を読んで,ちょっと調べてみた。

 教授ご本人のHPがあって,これがまたホームページビルダーで作ったような古きよき時代のデザインなのだが,そこに【過去と現在の研究の報告】があったので開いてみた。

 初期の研究は【p 進 Teichm¨uller 理論】というものだそうだ…。

 その内容は【この理論は、複素数体上の双曲的リーマン面に対する Koebe の上半平面による一意化や、そのモジュライに対する Bers の一意化の p 進的な類似と見ることもでき、また Serre-Tate の通常アーベル多様体に対する標準座標の理論の双曲曲線版と見ることもできる。】(p.1)

 てにをは以外は何が書いてあるんだか全く理解できない。

 かろうじて日本語であることはわかるが,すがすがしいまでにわからない。

 わからなすぎて,心底感動を覚えたくらいだ。

 なんかすごい。

 リーマン幾何学とか名前だけは聞いたことがあるが,関係があるのかな。

 【IUTeich の方は、本質的にスキーム論の枠組の外(=「IU 的な枠組」)で定式化される理論であるにも関わらず、調べれば調べるほど p 進 Teichm¨uller 理論(=「pTeich」)との構造的、「パターン的」類似性が、意外と細かいところまで及ぶものであることに幾度となく感動を覚えたものである。】(p.4)

 こういう世界に身を投じているという人がこの世に存在するということが奇跡のように思える。

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