9時起床。
女房の朝食。
いつも通りの土曜日の午前中である。
ネットでいろいろ。
昼食は,女房がきのう買ってきたチーズケーキなど。
新聞を読んで本を読む。
「シズコさん」(佐野洋子)
読み始めてすぐにその露悪的な書きっぷりに嫌気が差してしばらくそのままにしていたのだが,結局途切れ途切れに読み続けた。
やがて乱暴すぎるとも思える文体が,深い胸の内を表しているモノらしいと気がついて最後は一気に読み切った。
母娘の確執というか,嫌悪というか,愛憎がメインの自伝的(に思える)作品。
互いに相容れぬ超個性的な母と娘であるが,娘である作者からの方がそれはより大きいのかもしれない。
後半,認知症になった母を見ながら「私は母さんが母さんじゃない人になっちゃって初めて二人で優しい会話が出来るようになった。」というのは飾るところのない本音だろう。
母親は7人の子どもを産み,3人を亡くしている。
戦後の動乱期である。
4才で死んだ弟の「タダシの事を知っているのはこの世で私だけになってしまった。すぐ下の弟も妹もものごころついていなかった。父は昇天して久しく,今の母は子供を産んだことがないという。」という下りは悲しい。
オリンピックを見る。
スノーボードとかジャンプとか。
散歩に出る。
カモもアオサギも見えない。
もう一つの池に行けばいるかもしれないと思ったが,寒いので断念。
風呂に入る。
ガスレンジの電池を交換。
停電になってもガスレンジは使えるはずだよな…。
夕食の献立。
丸ごと白菜と鶏肉の煮物。白菜は4分の1ほどだから丸ごとは大げさだが,切らずにそのまま鍋に入れて鶏肉とともに焼き目色をつける。テレビで見たものをアレンジ。冷凍の豚こまもあったので追加。干し椎茸と戻し汁,塩,コショウ,生姜,ニンニク,醤油。
アボカドとエンダイブのサラダ。シーチキン,ミニトマト。ドレッシング。
作り置きして置いたエノキの佃煮。
モヤシとニラのみそ汁。煮干し。
ご飯。
ビール750mL。
赤ワイン少々。
皿を洗って,録画しておいた「妻,小学生になる。」を女房と見る。
女房が私より先に死んで小学生になって出てきたら,「てやんでえ! ガキはすっこんでろっ!」て蹴っ飛ばしたいところだな。
1時半就寝。
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