2020年7月5日(日) 雨のち曇り風強し

 7時起床

 8時過ぎ,女房の朝食。

 ポケモンGOとかネットを見ながら,テレビを横目で見て過ごす。

 息子から私への誕生日プレゼントということで,フードプロセッサーが届く。

 事前にリクエストを聞かれたので,一番高い奴を伝えておいた。

 わたしは,親の誕生日にプレゼントなどしたことはないなあ。

 思いつきもしなかったと思う…。

 昼食は,水大福など。

 ザ・ノンフィクションを見終わったところで投票へ。

 夫婦ともにケーキが食べたくなったのは,テレビの影響だな。

 投票所はひとり2人先客がいたが,あっさりと終了。

 まあ,結果は分かりきっているのだろうが。

 ケーキを買いに行くという女房と別れて,私は近所を散歩。

 買ったばかりのマクロレンズで,いろいろ撮る。

 花や蜘蛛の巣についた水滴とか,クローズアップがおもしろい。

 1時間ほど歩いたかな。

 家について,写真を整理しようとしたら,レンズキャップが見つからない。

 落としちゃいかんとバッグに入れたつもりだったのだが,いくら探しても見つからない。

 落としちゃいかんと思ったのがあの場所だから,あそこで落としたのかもしれない…。

 再度着替えて探しに出る。

 しまった,マスクをし忘れた。

 すぐだからまあいいか。

 通った道を逆方向に,道路の端を見ながらたどる。

 ふと前方に目をやると…。

 人が倒れているではないか!

 うつ伏せになっていて動かない。

 いや,参ったね。

 どうしようか。

 前後を見ても誰もいない。

 私しかいないのである。

 どうしました,大丈夫ですか,救急車呼びましょうかと声をかけながら近づく。

 走れない体なので,ちょっと早足で近づくだけである。

 倒れていたのはお婆さん。

 顔を上げて,助けてくださいと言っている。

 怪我をしている感じはしない。意識もちゃんとありそう。

 しかし,起こすのはなかなか難しそうだ。

 後ろからお腹に手を回して引き起こすのか,まず腰を上げさせて膝をつかせるか,いったん仰向けにするか。

 前方から中年の女性が来た。

 すいません,私ひとりじゃ難しいんでと声をかける。

 お婆さんは,つまずいて転んだと言っている。

 いったん仰向けにさせて,女性に上半身を支えてもらい,私は両手を持って引き上げる。

 なんとか立ち上がらせて,杖を持たせたが,カラダがふらつくので私が支える。

 中年女性は,じゃあといって去ってしまった。

 家はどこですか,と聞いたらすぐそこだという。

 家に誰かいますか,近所の知り合いは?と聞いたが誰もいないとのこと。

 路地を10mくらい入ったところにあるアパートに住んでいるというのでつれていく。

 途中1か所段差があって,そこではブロック塀に両手をついて乗り越えてもらった。

 お婆さんの足はおぼつかないし,私もフラフラする。

 私がふらついて巻き添えにしてしまっては大変である。

 正面に階段があって,2階に住んでいると言われたらどうしようかと思ったが,その脇の1階の部屋だった。

 玄関は使わず,部屋に直接上がるようなので,鍵を借りてガラス戸を開ける。

 テレビがついたままだった。

 一応,部屋の手前と上がったすぐに手すりが設置してある。

 最近つけてもらったとのこと。

 それに掴まって,なんとか部屋に上がってもらった。

 ちょっと落ち着いたところで顔を見れば,右頬のあたりが少し赤くなっていて転んだ拍子に地面にぶつけたのかもしれない。

 出血などはしていないようだ。

 連絡先はあるのですかと聞いたらあるという。

 先月1ヶ月入院していたとも言っている。(私と同じではないか…。)

 介護の手続きは得ているのかもしれない。

 もう大丈夫ですというので,鍵を戻してガラス戸を閉めて,何かあったらちゃんと連絡してくださいねと言ってその場を後にする。

 うーむ,私はノーマスクだったから,ある意味濃厚接触だな。

 お婆さんがマスクをしていたかどうかは記憶にない。

 たぶんしていたと思うのだが,全く思い出せない。

 レンズキャップ捜索を再開。

 結局見つからず家に帰り,ことの顛末を女房に報告。

 おばさん助けることに縁があるわねえと女房。

 そういえば,去年だったかお尻丸出しになったお婆さんを助けたのだった。

 若いお嬢さんだったらよかったのに,で,レンズキャップは見つかったの,もう一度バッグを探してみたら?

 いや,5回ぐらい探したよ。

 私が見てみる。

 何と,奥から出てきたではないか!

 細長いポケットになっていてそんなに奥まで手が入らなかった…。

 外から手を当てて探ってもいたのだが…。

 ということは,私はレンズキャップを探しに出なくてもよかったし,とすればお婆さんにも遭遇しなかったわけだし,マスク云々も気にしなくてよかったはずだし…。

 まあ,起きてしまったこと,やってしまったことはしかたがない。

 善行を積んだということで,今後何があっても受け入れるしかないだろう。

 って,何か起きるんだろうかね。

 夕食の献立。

 実家からもらった冷凍食品のマカロニグラタン。

 ホワイトシチュー。ニンジン,ジャガイモ,タマネギ,エリンギ,マッシュルーム,シシトウ,キャベツ,豚コマ,小麦粉,牛乳,塩,胡椒,…。

 なんか,白と白でオシャレかと思ったのだが,考えてみれば似たような料理になってしまったなあ。

 ビール750mL。

 デザートは,女房が買ってきたケーキ。

 私の好きなモンブラン

 女房は,金曜日から数ヶ月ぶりに実家に帰る予定だったのだが,都内のコロナの感染者が増えてきたこともあって自粛。

 皿洗いは女房。

 選挙結果は,まあ予想どおり。

 野党は本当に力がないよなあ。

 年々劣化している気がして,情けなくなる。

 テレビを見て,1時過ぎ就寝。

------------------------------------