2020年10月7日(水) 曇りのち雨

 8時半起床。

 女房の朝食。

 相変わらず愛猫はグニャグニャ。

 マリオネットのようだと言いながら,女房が抱き上げて病院に連れて行く。

 昼食は,ヨーグルトにジャム,お菓子など。

 頼んでおいたパルスオキシメータが届いた。

 さっそく指にはめて,普段使いの日本製と比較。

 2~3異なる数値を出すことがあるが,概ね正確かと。

 スマホと連携し,連続して結果が残せるのがよい。

 はめながらテレビ体操をやってみたが,記録を見ると開始直後からぐんぐん数値が下がって,終了と同時にジワジワと戻ってくるのがグラフでよくわかる。

 さっそく今晩から睡眠中の酸素飽和度を測ってみよう。

 本を読み終える。

 「日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ 」(森下典子

 女房と違って「お茶」にはまったく縁のない私であるが,ほっこりとしたなかなかよい本だと思う。

 この本を読んで,お茶を習いたいという人が増えるかもしれない。

 ついこの前,(テレビで)映画を見たばかりだ。

 けっこう原作に忠実に作ってある映画だったのだな。

 小説だと思っていて読み始めたら,エッセイというか随筆というか,作者の体験を書いたものだった。

 気になったのは,というかこれはもちろん作者は端から書くつもりはなかったのだろうが,どんな世界にも表と裏の顔があるはずで,ここでは表の世界のみが書かれているということである。

 たとえば,お金の話が1回も出てこない。

 20年以上お茶を習い続けていたわけだから,月々の月謝に,お茶会の費用に,着ていく着物にとさまざまにお金がかかるだろうが一度もそういう話にならないのである。

 免状などに象徴される厳然たるヒエラルキーもあるだろうし。

 出てくる生徒さんは女性たちばかりだが,上流でいろいろ牛耳っているのは男ばかりという現実があるのではなかろうか。

 いや,伝え聞いた話だから余計なことかもしれないな。

 そういえば,会社を辞めた直後だから12年ほど前のことだろうか,女房に連れられてお茶会?に参加したことがある。

 畠山記念館というところだった。

 一緒にスキーに何回か行ったお師匠さんや,Kさん,Hくんなどと一緒だった。

 女性陣は当然和服姿だったから,私もスーツか何かそれなりの格好をさせられたはずだが,まったく憶えていない。

 ただ,白い靴下を穿く必要があるというのをそのとき初めて知って,女房もうっかりしていたのかそんなものはないさあどうしようというところで,Hくんがハイこれどうぞと言ってバッグから出して渡してくれた気配りに感激したのは憶えている。

 どんなお菓子が出たのか,どんな風にお茶を飲んだかもまったく記憶にないが,和室にぐるりと沢山の人が座ってえらく窮屈な気がしたのは本の通りである。

 まあ,私の世界ではないな。

 女房はお稽古へ。

 愛猫が寝たきりなので,オシッコに注意しないと行けない。

 ごそごそ上半身を動かし出すとそろそろの合図である。

 ぐにゃりと抵抗のないカラダを抱き上げて,トイレに連れて行く。

 腹の下に両手を入れて立たせた状態で「シーシー」と言ってみたが,ちょっと力を抜くとぐにゃりとしてしまう。

 何回か試みたがだめ。

 オシッコシートの上に横向きに寝かせておいた。

 しばらくしたら,そのままの状態で放尿開始。

 抱き上げてほめてやり,脚などを拭いてやる。

 シートの吸収力がすごいのだろう,ほとんど濡れた感じはしない。

 寝床に運んで寝かしてタオルケットを掛けてやる。

 顔は上げるし,目はキョロキョロするし,気力はじゅうぶんあるように見えるのだが…。

 雨なので散歩はやめ。

 夕食の献立。

 肉じゃが風。牛肉,タマネギ,ゴボウ,ニンジン,ダイコン,ジャガイモ,白滝。砂糖,醤油,味醂,だしの素,つゆの素。どうも味がイマイチなので,オイスターソース少々。

 昨日のカボチャの煮物。ミニトマトを追加。

 昨日の味噌汁。増量してレタスを追加。

 冷凍しておいた牛肉とゴボウの炊き込みご飯。

 女房が買ってきた赤ワイン少々。

 盛大に腹がゴロゴロしたが,意外と持ちこたえた。

 2日間ほぼ平常運転である。

 皿を洗って,刑事コロンボを見て,1時過ぎ就寝。

 今回のコロンボはなかなかよかった。

 途中,声優の声が変わったのにはちょっと驚いたが。

 暗闇で,パルスオキシメータから漏れ出る赤い光が怪しい。

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